信用情報機関の「CIC」は2024年11月28日から、「クレジット・ガイダンス」(日本版「信用スコア」)を消費者本人に開示するサービスを始めるそうです。また、2025年4月1日からは、加盟企業への提供も始めるそうです。
- 現在でも、消費者が開示請求をすれば、当人の信用情報をCICは開示しています。
- 例えば、インターネットでの情報開示の場合、開示請求すれば保存されている取引履歴が費用500円ですぐに開示されます。
- では、「クレジット・ガイダンス」ではどんな情報が開示、提供されるかというと、消費者の信用を200〜800点で算出(信用を数値化)した数値(信用スコア)を開示、提供するとのこと。
○所長の感想など
- 年齢、勤務先、年収などは数値化に影響させない、用途を加盟社の審査や融資の判断に限定するといった、外国で行われれいる信用スコアとは違う点があるようです。
- それでも、不安だと思う人が多くいるでしょうし、信用スコアを便利だと考え用途外であっても利用しようとする消費者本人を含めた多くの人もいるでしょう。
- また、信用スコアを提供しないように消費者本人が求めることができるようですが、その場合、審査や融資判断にマイナスになるだろうことは容易に分かります。
- 何となく不安なことは理解できますが、時代の趨勢です。その上で、自分の間違った信用スコアや不適当な信用スコアが世の中に広がらないように、できる仕組みとする自覚が大事になるのでしょう。